新10年推進フォーラム'98についての
アンケート(一部)をご紹介します
- 各党の取り組みや各議員の障害者問題の受けとめ方等が分かり大変良かった。
- 障害者プランの実施に対し、義務化をめざすことに各党の意見が一致したので、今後に期待したい。
- 総論賛成、各論反対という意見が多く、今一つ煮詰まらない内容に思えた。
- 福祉分野における政治の果たすべき役割、責任などについて議論する場面がもっとあればよかった。
- 今回の三法総合化など福祉を欧米並に拡充するためには、所得保障を含め、福祉予算の裏付けがなければ、成功は難しい。
- 昔行政はお金がなければ知恵を使えといわれていたことを思い出した。国民の暮しがどう守られていくか障害問題を通し、学ばされる。
- 福祉目的税の話がでたが、そもそも消費税の導入は「福祉目的」だった。障害者施策の充実は、国の予算の使い方を根本から見直す必要がある。
- NPO法が作られたときも、各党議員のフォーラムが多く設けられた。こうした企画が県市町村単位で行われると、もっと世論が高まるのではないか。
- JDは自ら議員を国会へ送るくらいの姿勢が必要だと思う。基礎構造改革を議論する上で障害者の参加が必要なはずなのに、それに触れる議員が1人もいなかったのは驚きだった。
- 社民党の福島議員の発言が最も具体的政策を掲げており興味深かった。
- 施設から地域で自立へという理想論には責任放棄を感じた。今福祉施策に全力投球しているなら別だが、予算を削る中、住民の意識を変え隣人の善意に頼るとは。国は国の責任を果たしてほしい。
- 要約筆記は分かりやすかった。座席が足りなかった。
- 早口でOHPが間に合わず、よく分からなかった。
- 時間が不足。もっとフロアからの発言時間がほしかった。
- 社会福祉の新たな体制化に向け各視点からの意見が聞け参考になった。
- 午前中に比べ、かなり深い内容だったと思う。ただ、難しい内容であるだけに今後自らも学び考えていきたい。
- 目前に迫っている事業法、障害者関係三法の具体的な内容が見えないせいか、具体案に欠ける。指定発言の方が具体的で理解、共感できた。JDの提案についても時間をかけた割には、具体的な討論にならない。
- 総合福祉法は時期尚早。国民的世論が必須であり、一層の啓蒙啓発を願いたい。
- 統合化はなかなか進まないが、今果たしている小規模作業所の役割の中で、支援など奮闘しなければという観を強めた。
- 総論として三法のありようと現行の課題はみえたが、審議会、委員会で具体的に何がどう取り上げられたのか、具体的な話題を提案してもらいたかった。
- 措置から契約へ変わることは利用者本位の制度になり良いと思うが、実際に地域にある利用施設数、職員の資質等、問題が多く本当に利用者本位になるか不安。
- 松尾氏の精神障害者やその他の疾患に対する差別はしないとの発言が良かった。
- 調氏の話には同感するが、他のパネラーの話は納得できない。権利性を謳うが、事業者と個人の関係でどう権利が守られるのか、応益負担がなければ権利が行使できないことをどう考えるのか、まったく矛盾している。
- 所得保障を全体として考えることが必要。しかし、そのために「障害年金」の要求が少しでも弱まってはいけない。「生活保護」との関係を解明することは絶対必要。
- 年金か生活保護かというところで、自分自身混乱している。生活保護の充実改革=生活の基礎整備がしっかりすればいいと思う。
- 生活保護に関する職場の者ですが、生活保護に対するさまざまな意見を聞くことができ、大変参考になった。
- 現実の問題に直面している障害者の声が聞けよかった。
- 最後のまとめがとても参考になった。
- 時間不足で、もっとゆっくり聞きたかった。
- 多くの参加者の意見を聞こうと配慮されていたと思うが、質問の対応が大変そうだった。
- 制度の弊害(行詰まり)を打ち破るには、「総合法」が必要。施設のありようを障害者の全方向からみていく必要がある。
- 施設の現状、また今後のあり方について各方面の立場の方々から意見を聞け、大変参考になった。特に入所施設についての評価は再検討が必要である。
- 職員のご苦労に感謝したい。親亡き後の入所施設はどうしても必要であり、成年後見制度に期待したい。
- どのような施設が望ましいか、すぐ結論はでないが、どんな施設でも作れるような柔軟な制度であってほしい。
- 現場の方や家庭で一緒に住んでいる親の方から、生きた意見が聞けて参考になった。
- タイトルと中味にかなりギャップがあった。発言の焦点がぼやけていたり、言いたいことがわからない意見がほとんどだった。自分の立場だけでモノをみており、発言内容も個人の主張に終始していた。出席者側には良い意見も多かったが、パネラー側にそれに答えられる人材がそろっていなかったのが残念。
- 「施設」のみの視点ではなく、まず障害者の「くらし」に視点をおき、その上で、どんなサポートが必要なのか、施設の役割の論議がほしかった。労働、活動、生活、支援そして障害に視点をあてた援助とは、というテーマのほうが核心に迫ったと思う。
- 指定発言者がいたほうがよかった。現在課題となっている点について具体的な論点を明確にすればよかった。
- 障害の等級ではなく、「職業上の支援を必要とする人々」への支援を考えることが必要(しっかりした基準表の作成も含む)。
- パネラーがいないせいか、分科会の進め方がはじめ曖昧だったが、時間を追うごとにスムーズに流れ、いろいろな問題提起もできたと思う。
- ALSの現状を聞き、ケースは数少ないとしても最優先ですべき行政的課題と考えられる。各サービス制度の本質的な充実がぜひとも必要である。
- 当事者それぞれの立場で話が聞けて参考になった。地域生活支援のあり方についてもっと学びたい。
- 介護の問題は切実で、公的介護保険に示されている内容にむしろ不安を覚えた。真に公的なものにするため、もっと当事者や周りから声をあげる必要を感じた。
- 介護制度の理念は、現状の重みとあまりにもかけ離れている現実に愕然とした。
- 介護保険制度を中心に、法的・制度的な面から知的・身体・精神・老人など、さまざまな現状からの論議を基に、それぞれの分野がこの問題に対し、運動的なネットを結べるかどうかといった発展的な意見交換を期待していたが、現状の介護制度への不満や不備な点の出し合いが中心で期待外れであった。
- 今回は「制度」の話が主でしたが、地域生活における「自立」をどう考えたらよいかも、聞きたかった。
- アクセスだけで、これほど多様な問題があることを知りこれからの指針を得たようだ。
- パネラーの話が興味深かった。アクセスについて、車いすの方の声を聞き、想像以上に苦労が多いことを知りました。
- 共用品についてはよかった。
- 旅についてのアクセスがほしかった。
- 障害団体がまとまって、行動していくように考えていきたい。
- 著作者、個人の権利と障害者のアクセスが、どちらも尊重される社会の構築が必要。
- 著作権そのものについての理解やデジタル化の問題などが浮き彫りになり、大変意義のあるものだった。デジタル化が障害者にもたらす効能ははかりしれない。著作権保護の方向とは別立てでアクセス保障が進むことを期待したい。
- デジタル時代の障害者の社会参加に希望が持てるフォーラムだった。
- 情報アクセス権について知らない部分もあり勉強にあった。
- これからパソコンボランティアを進めていく上で、切り離せない著作権の問題を学べる機会を得、非常に役にたった。
- 回答者84名(84/361・回答率23.3%)
- 平均年齢47歳
- 性別女性28名(33.3%)男性55名(65.5%)無回答1名(1.2%)